参加者へのメッセージ

参加者へのメッセージ

田母神 俊雄
田母神 俊雄 たもがみ としお

前航空幕僚長

外国では当たり前のことですが、自国は自国民によって守る。それが現在の日本では確立されていません。自国を防衛するという基本的な体制、つまり、軍備を整えることや自衛隊の存在を憲法で認めることが即、「自衛隊は侵略のための軍隊になる」とした誤認は、間違った歴史認識から生まれたものであると思います。

戦後の東京裁判にて「日本は極悪非道の侵略国家である」といった戦勝国(連合国)の主張がそのまま間違った歴史認識として現在も根付いていると思います。戦争に負けた国は永遠に戦勝国のいいなりにならなければいけないのでしょうか。歴史は常に勝者が都合の良いように解釈されるものなのです。当時のアジア情勢で独立国家とは、旧ソ連以外、わが国しかなかった事実を忘れてはなりません。日本は侵略国家などではありません。

冷戦後、戦勝国にとって都合の悪い戦前の資料(史実)が続々と公開されている昨今、今こそ正しい歴史認識に向い合わなければなりません。間違った歴史認識が国民としての誇りまでも失い、やがては文化や伝統までも崩壊させることになり得ると危惧しています。自国に誇りをもたず、国を発展させ、また国を守る士気は何処から生まれてくるというのでしょうか。

国はそれぞれ独自の文化と伝統があります。たとえば日本の文化の一つともいえる終身雇用や年功序列が全て悪いものなのでしょうか。長い歴史の中で数えきれない民族や国が消えていきました。日本は独自の文化と伝統を守り続けて発展した国であることを忘れてはならないと思います。

全国各地での講演会では、みなさまから心強い勇気を頂いており感謝しております。
国益を考える講演会に於いても、みなさまとお会いできることを楽しみにしております。

田母神俊雄
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